夫婦不仲、夫婦喧嘩の最中、子供達はどのようなことを考え、感じているのでしょうか。 マイケル・F・マイヤ-ス著 夫と妻であり続けるための心理学 講談社刊より紹介します。 結婚生活でトラブルを抱えている人の多くは、子供たちの幸せを心配している。 「子供たちは、私たち夫婦の関係が緊迫していることや、私たちが幸せでないの察しているのか しら?」 「私は申し訳ない気持ちでいっぱいです。 子供たちが、こんな不幸な家庭にいるのは好ましくあ りません。彼らはおそらく、私たちが別れるかもしれないのを心配しているのでしょう。レベッ カはよくおねしょするし、サムは学校で相手かまわずケンカをふっかけています」 「デビットが私たちに、もうけんかはやめて!というとき、死ぬほどつらい気持ちになってしまいます」 子供たちはおそらく、あなた方がうまくいっていないらしいのを知っているという事実を受け入れなさい。 子供たちの前や声が聞こえる範囲内では、けっして夫婦ゲンカはしないようにしていても、心のうちにある恐れ、悲しみなどの感情は出さないように努めていても、それは隠しようのない事実なのだ。 たとえ家庭内に剥き出しの緊張状態はなくても、お互いに冷たくなっていた り、別々に過ごす時間が増えてきたら、子供たちは漠然とではあるが、両親の関係が悪化しているのを敏感に察知してしまうだろう。
もし、あなたの中に子供たちに対する罪の意識があるのなら、それをそのままにしておいてはいけない。 そうしていると、あなたの心配はよけいに増して気分も晴れず、悩みはより深刻になっ て、自分に失望する代わりに相手もますます怒りっぽくなってしまう。 自分の置かれている状況に対して、何か積極的に行動しなさい。 そうすることで気分もずっとよくなるはずだ。 今、家の中で何が起きているのかを子供たちに説明するときは、夫婦一緒に同席するようにしなさい。 二人とも彼らの親であることにはまちがいないのだから、二人一緒にそれができればいちばんベストです。 一方、子供たちは「パパとママは離婚するの?」と聞くかもしれない。 そんなとき、できるだけ はっきりと答えてやりなさい。 離婚に気がのらないときは、 「いや、パパたちは誰かに助けてもらって、時間をかけながら、そうならないよう努力してみるよ」 といえばいい。 「ママたちが幸せでないのは、あなたたちのせいじゃないわ。ママとパパは、自分たちの問題が 原因で幸せではないの」 普通、子供たちは、両親の別居は自分たちのせいではないかとみずからを責める傾向がある。 したがって、このような言葉を口に出していうことで、安心させてやる必要がある。 また、子供たちにとって自分の両親が別れるということは、想像もつかなほどのショキングな出 来事なので、なるべく詳細を伝えたり、その場で質問に答えた方がいい。 以上の記述されています。 子供にとって夫婦喧嘩は自分が悪いことをしたからだ、自分が悪い子だからと、自分の責任と捉 える傾向があるのは事実のようです。 これは、子供は何事も自己中心的に考えるからです。 ですから、良いことが起こっても、悪いことが起こってもすべては自分の責任と感じてしまうのです。 したがって、緊迫した夫婦不仲、夫婦喧嘩の際はそれが子供の責任ではないことを十分に説明して納得させる。 心のケアをする必要があるのです。